なぜ相続関係説明図を相続登記に添付しているのでしょうか。

相続相続関係説明図は、法律で決められた添付書面ではありません。

なぜ法務局に相続登記を申請するときに、相続関係説明図を添付しているかといえば、戸籍謄本や除籍謄本の写しを添付すれば、戸籍謄本や除籍謄本の原本は法務局から戻してもらえるからです。

相続登記だけでなく、預貯金の相続手続きにも戸籍謄本や除籍謄本は必要ですので、相続関係説明図を添付しているのです。

現在は法定相続情報証明という便利な制度ができたので、ずいぶんラクになりました。

最初に法定相続情報証明を法務局で取れば、後はそれを銀行、法務局、保険会社などに提出すればOKです。

今回、なぜ相続関係説明図について調べようと思ったかというと相続人の中に相続放棄された方がいたからです。

遺産分割協議書も相続放棄申述受理証明書もお客さんが持参されました。相続放棄した相続人の住所を証明する資料がなかったので、相続関係説明図の中で住所を記載せずに提出しました。

それがちょっと気になったのです。

相続放棄家庭裁判所のチェックを受けているから、詳細な記載までは相続関係説明図では求められないでしょう(希望的観測)。

調べてみると、相続放棄した相続人の戸籍謄本も必ず添付が必要ではないようです。

 

不動産を相続したときに払わなくてはいけない税金は?

よく聞かれる質問です。

皆さんがご存知なのは相続税ですね。

ただし、遺産評価が「3000万円+600万円✖️法定相続人の人数」以下であれば相続税を支払う必要はありません。

土地の評価方法は、土地の場所によって「路線価方式」と「倍率方式」のどちらかで計算します。

建物の評価方法は、固定資産評価額です。

自分でざっと計算してみて、相続税がかかりそうであれば、税理士の先生にお願いしたらよいのではないでしょうか。

相続税を支払わなくてもいい場合でも、不動産を取得するのだから、不動産取得税が課税されるのでしょうか?

いえ、相続による不動産取得の場合は不動産取得税は課税されません。

 

限定承認したときの保証債務はどうなる

限定承認の大まかな流れは次のとおりです。

  1. 3ヶ月以内に家裁に申し立て
  2. 相続財産の清算手続き 限定承認者又は相続財産管理人(相続人が複数の場合は)
  3. 相続債権者・受遺者に公告
  4. 相続財産を換
  5. 相続債権者・受遺者に弁済

さて、被相続人が保証人になっているような場合、どうなるんでしょう?

主債務が遅滞になっておらず、保証債務が顕在化していないのだから、相続債権者は請求できないように思うのですが。

分からないです。

サッカー日本代表、ホッとしました。森保さん、応援しています。

 

後日談

保証債務は現時点での価値で払うことになるらしいです。

債権者である銀行が債権届を出すらしいです。

債権者の言い値になってはまずいでしょうから、裁判所が鑑定するのでしょうね。

初めて知りました。

根抵当権の債務者の相続について【死亡後6ヶ月経過している】

所有権の相続登記は終わっていましたが

根抵当権の債務者の相続登記をしていませんでした。

債務者が亡くなって4年が経っています。

必要な登記手続きは

  1. 根抵当権の債務者の相続登記
  2. 債務を引き継ぐ相続人への債務者変更(債務引受)登記

サッカー日本代表、しっかりと勝利しました。

来週の試合が楽しみです。

 

 

自筆証書遺言についての確認がありました。

悲しいかな、パッと確信持って回答ができません。

  • 全文、日付、氏名を自書する
  • 印鑑も忘れないこと

公正証書遺言をお勧めしましたが

費用を一銭もかけたくないそうです。。

 

 

限定承認についての質問がありました。

聞かれてもやったことないんです。

簡単な説明として

  • 相続人全員の同意が前提です
  • 家庭裁判所が相続財産管理人を選びます
  • 公告が必要です
  • 相続財産に不動産がある場合は譲渡所得税に要注意です
  • 不動産の売却方法は原則競売です
  • 官報公告の記載場所は後ろのページのほうです

明日はサッカー日本代表の試合があります。楽しみです。